US Visa

ビザの取得は実際に取得をした3ヶ月前から作業が開始されました。実際のところスタートは、勤めている会社が使用している代理店に対して、今回取得するLー1ビザを取得する際に必要になると思しき情報、つまりこれまでの社歴や、現在自分で管理をしている組織の組織構成、売上に対する責任やそのための戦略など、なぜ自分個人の能力や過去の経歴が出向先で必要なのかを説明できる事柄を共有しました。代理店はこの情報を基に米国の弁護士を用いてビザ取得に必要な書類を出向先のスポンサーと共に書き上げてくれました。もちろん英語です。上記簡単には書いていますが、かなりの情報のやり取りを行い準備に約2ヶ月半近い日数がかかりました。

この出来上がった書類とビザの申請に必要なパスポートと戸籍謄本などを揃え、オンラインで申請登録をするのですが、このUSのビザ申請のサイト、MACSafariからでは何故か一問ごと保存をしないと先に進みません。なので別途Internet Explorer の入ったWindows PCから別途申請を行いました。終了した際は申請確認時に出来上がったものは全て忘れずに印刷を行い持参しています。

実際の申請に関してですが、他のサイトの記載にもあるように物は最小限にするべきと思いました。我々家族は東京のアメリカ大使館に時間ギリギリに入ることになりましたが、まず最初に通過しなければ行けないx線などの検査のところでは少ない荷物だったためすんなり入ることができました。次に所定の種類があるかどうか確認をされましたが入った早々、並んでいる人の数を見て、走る必要はなかったと後悔しました。

受付で書類を再度確認され、その後、さらに書類の一部を確認された後に、審査官に呼ばれ質疑応答が行われました。他の方の様子も見ていましたが、学生には概ね日本語で問答をしていたように思います。我々はまず、私に質問があり、前述した2ヶ月半かかった書類の内容を確認するような、内容の質問をメインにされ、その後家族に対して簡単な質問をされています。

面談が終わるとその場でビザの給付はOKという話を口頭でもらい、ビザ自体が発行されたパスポートと関連書類は1週間ほどで送られると言われました。実際には中三日で届いたので、ほぼその日のうちに処理されて投函されたのだと思います。こうしてようやく渡米するための公的な準備が出来上がりましたが、まだまだ荷物の送付や日本側の様々な処理が残っているのもありうんざりしたことを覚えています。もちろんそんなことは会社では言わず、喜びに満ちた顔で引き継ぎのための業務を進めていました。