雪対策に関して:For the winter breeze

今週は思わぬ形で初雪とそれにまつわる色々な対策を考えさせる週でした。それまで、現地会社の方々より、”雪対策は必須だからね、例えばこれとこれを用意して”みたいなことを言われていました。まさにその準備が功を奏したという感じでした。

今週木曜の午前の遅い時間から降り始めた雪はあっという間に降り積もり、会社の窓をそれなりに頻繁に見ていたのですが、かなりの車が会社の前の道で渋滞を作るようになってきました。とはいえ、事前に会社から言われていたのは必要に応じてビルを閉めるというものだったの、何も連絡がなければ大丈夫だろうとタカを括っていました。

これまでに様々な人からの助言で、以下のものを準備していました。

これらのものを車のトランクに入れ込んでおいたのが幸いでした。ここニュージャージー州では除雪した上で車を走らせないと、除雪されていない雪や氷が他の車や歩行者にあたり怪我をすると思われているところから、違反になるようで、まずは厚手のコートを羽織り、除雪ブラシで車の上に降り積もった雪を取り除きました。ただし完全に取り除くというところまでは行かず、常に降り積もる中では可能な限りの雪を取り除けたと思います。

車自体はFWDのミニバンですが新品のオールシーズンタイヤが履かれています。スタッドレスは経験があるものの、オールシーズンは今まで経験がなく、またタイヤの溝の構造も雪を掴むスタッドレスよりは溝と溝の間に押し込んだ雪で前に進ませようというオールシーズンでは自ずと止まる距離や曲がるときに長めの時間を掛けなければいけないのだろうと想像できました。

実際、車を動かし始めたのですが、すでに渋滞をしているので、そもそも早いスピードで動くことはありませんでした。非常に良かったのはミニバンのエンジンのトルクの厚さでアクセルを踏まずともソロリと前に進めたことです。

雪慣れしていると思っていたこの地域の方々ですが、今回はかなり短期に降り積もったということもあるので、除雪がほぼされていない状況だったので、かなりの箇所で事故や放置された車を帰宅途中に見ました。一部では車の中で泊り込むこともあったようなので、寝袋なども積み込んだほうがいいかもと思いました。

最後に帰宅できたのは夕刻かなり遅くなって、通常よりも6倍の時間が安全に帰宅することができました。これも準備と事前に色々心構えができる情報をくれた同僚のおかげです。